配信見本

2009/10/7配信

『ジゼル』と言えば谷桃子、谷桃子と言えば『ジゼル』
と謳われるほど名作。谷桃子バレエ団 創立60周年記念公演にこの作品を取り上げないわけには いきません。

ご覧下さい。この豪華なトリプルキャスト!
どの日を見れば「谷桃子バレエ団の『ジゼル』を観た」と言えるのか。と、ま だ迷っている方のためにタイトルロールを踊るプリマ3人にインタビューしま した

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|  谷桃子バレエ団「ジゼル」 新国立劇場 中劇場
| 2009年10月10日(土) 18:30開演 11日(日) 14:00/18:30開演  
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ジゼル: 永橋あゆみ(10/10)緒方麻衣(10/11 昼)佐々木 和葉(10/11 夜)
アルブレヒト: 齊藤拓(10/10)三木雄馬(10/11 昼)今井智也(10/11 夜)
ミルタ: 朝枝めぐみ(10/10)林麻衣子(10/11 昼)樋口み のり(10/11 夜)
ヒラリオン: 敖強(10/10、11 夜)近藤徹志(10/11 昼)

ダンス・スクエア_バレエ団伝統の『ジゼル』とよく言われます。『ジゼル』 の何を伝えたいと思いますか?

《あゆみさん》ジゼルのアルブレヒトへの想いを現代の人に伝えることではな いでしょうか....。私たちも谷桃子先生の『ジゼル』は拝見したことがないの ですが 時々見せてくださる表情とか手ぶりのニュアンスから汲み取るしかな いのでしょうね。

《和葉さん》(大きく頷きながら)谷桃子先生は各誌インタビューでも「今の 子はスタイルやテクニックは昔とは比べものにならないけれど、もっともっと (観客に訴える)心が欲しい」とおっしゃっています。私たちひとりひとりに 向けた言葉だと受け止めています。

_ 5年前と比較していかがですか?
【2005.1.27&28 東京文化会館大ホール】 

《あゆみさん》1幕の慣れが怖いです。考えれば考えるほどお芝居が大げさに なってぎこちなくなる。感情のうねりを表現しなければいけないんだけど初め て遭遇した驚きや喜びも表現しなければいけない。その難しさでしょうか。考 えることによって緻密に繊細に演技が出来ればよいのですが....。

《和葉さん》私は曲が鳴った瞬間に『ジゼル』の世界に入ってしまいます。谷 桃子先生も「個性を大事に」「気持がきちんと役に入っていればいいのよ」と おっしゃって下さるのですが、私自身のジゼルを体現できればと思っていま す。

_ 相手役のアルブレヒトも登場シーンからそれぞれが違いますね。若々しく てちょっとキザな 今井 アルブレヒトと宝石でも扱うように目線までやさしい 齊藤 アルブレヒト。

_一本気でちょっと粗野なヒラリオンがまたイイんですよ。1幕狂乱のシーン で、ジゼルを押しとどめ無理矢理センターまで引きずって行くシーンなどは初 めて見た演出ですが、“彼なりの愛情”が実に良くでていました。

_ でも、和葉さんのジゼルはヒラリオンをかなり嫌っているのが見えてその 違いが新鮮でしたね(爆)

《和葉さん》彼の“いちずな愛情”を受け止めかねてます。以前はお兄ちゃん 的存在だったのですが、アルブレヒトが登場したことによって「あ、(運命の 人は?)この人じゃなかったんだ」と....。(笑)
《あゆみさん》ヒラリオンは村の人気者でもあり、ひょっとするとジゼルの “いいなずけ”だったかもしれないと解釈しています。

_ 2幕の始まりで、アルブレヒトがジゼルの墓に詫びます。暗い中で墓を指で なぞって確かめる動作など、黄泉の世界へ入っていく過程がていねいに描かれ ていました。ところが再会(変な表現ですが)した時すでにジゼルはアルブレ ヒトを許しています。許嫁がいたことを知り、狂い死ぬほどのショックを受け たのになぜ?と言う思いが私にはあります。

《和葉さん》唯一愛した人だから生涯でひとりだけ愛を貫いた人だから....。 でしょうか。

_ だからこそ許せないと言う感情は?(笑)

《あゆみさん》それはミルタにお任せして(爆)
《和葉さん》自分が傷ついたから許せないのではなく、アルブレヒトの幸せを 心から願うのがジゼルの真の愛情です。

_ 1幕でバチルド姫の手の甲へキスするシーンで二人の間に割って入りますよ ね。身分も忘れてひとりの女性として。その時の嫉妬はもう消えたのですか?

《あゆみさん》あれは理性ではなく目の前の現状を受け入れられない、一時的 な感情から出たものではないでしょうか。
《和葉さん》アルブレヒトしか目に入らない ジゼルの愛から出た純粋な行為 だと思います。

_ ラストのアルブレヒトも三者三様でした。百合を何本も落としながら去る 拓さんと一輪だけ胸に抱きしめながら歩む 智也 さん・雄馬さんに分かれまし た。“ジゼルに救われた命”をどう捉えるかなのでしょうが、でもどちらの心 情もよく分かるし甲乙つけがたい名シーンですね。

《和葉さん》智也 さんも「“百合 一輪で去る”と決めたから」と伝えてくれ ました。本気で愛された人でないと愛は語れない。アルブレヒトは今までの薄 っぺらな恋ではなく真実の愛を知ることによって新たな旅立ちをするのだと思 います。

_なるほど、二人が納得してはじめて観客に伝わりますからね。

《あゆみさん》私は上手奥へ斜めに去っていくのが好きなんです。ジゼルの墓 から一歩一歩、新しい人生へ歩み始める。百合 が道標のような意味合いも含 んでいるのかと感じています。

_ たぶんあの瞬間アルブレヒトは生まれ変わるんでしょうね。拓さんは 《“ジゼルを愛した自分”と“愛してくれたジゼル”との別れ》と表現してく れました。

以下略

2004/10/18配信

情熱のプリマ ピエトラガラを知っていますか?
彼女の悲劇はヌレーエフが芸術監督の時代に構想から外されたことにありま す。強すぎる個性がパリオペラ座での主役デビューを遅らせることになったの でしょうか?
はたまた男女の愛憎劇だったのでしょうか?

映画『ラ・ピエトラ 愛を踊る女』ではデュポンに抜擢されエトワールとなっ た後の人生が描かれます。本人が出演し踊る舞台そのものはもちろん、そこに 立つまでの執念こそがこの映画の見どころです。

完成後のクロード・ピエトラガラ自身の言葉が心に残ります。
「私はこの役に自分の全存在を投入してしまいました。だから、撮影が終わっ ても、この役から抜け出すことは、とてもできないと感じています。今の私 は、もうこの映画に出演する前の私と同じ人間ではないのです」

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|  『ラ・ピエトラ 愛を踊る女』www.comstock.co.jp     
|   出演:マリ=クロード・ピエトラガラ  
|     フロラン・パニー、フランソワ・クリュゼ
|   監督:ジャック・コルタル
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11月6日より新宿武蔵野館ほか全国にてロードショー


◆マリ=クロード・ピエトラガラ渾身の1作!!
パトリック・デュポンに見出され、27歳にしてようやくパリ・オペラ座のエ トワールに登りつめたラ・ピエトラことマリ=クロード・ピエトラガラ。自ら を「踊る女」と称し、バレエの枠に収まりきらない活動を続ける彼女が選んだ 初主演作、それが『ラ・ピエトラ 愛を踊る女』です。

◆ストーリー

超一流バレエ・ダンサーのマルゴは、夫ラファエルと、まだ幼い娘の3人で幸 せに暮らしていた。しかし突然、激しい運命が彼女に襲いかかる。知らぬ間に その肉体は病魔に冒されていたのだ。余命は数ヶ月。美しく気高く生きること しか知らなかったマルゴは決意する。それは死の直前まで「踊ることだった‥ ‥。
この物語は監督であるジャック・コルタルと女優だった妻との実話が元になっ ています。避けがたい宿命に直面し、絶望と激しい怒りに引き裂かれた後、狂 おしい愛を燃やし尽くすことを選んだ2人を、切なく情熱的に描いています。


◆ダンス関係者のコメント

上野水香さん
ピエトラガラの全身全霊を傾けた演技をみて、自分が浄化されたような感覚を 覚えました。心の奥にいつまでも残る映画です。

フランソワーズ・モレシャンさん
バレエへの情熱とコルシカ魂、ラ・ピエトラはジャンルを越えて私たちを驚か せる。すべての女性に見てもらいたい1本です!

石井みどりさん(現代舞踊協会会長)
フランスの誇る舞踊家ラ・ピエトラ。その裸足の野生とエロスは、人生と生命 への捧げもののよう、心を打たれました。
2005/7/21配信

マリカ・ベゾブラゾヴァ女史の名前を初めて耳にしたのは1974年、森下洋子さ んがヴァルナ国際コンクールに清水哲太郎さんと出場し金賞を受賞した時でし た。その時はどんな方か全く知らず、洋子さんがとても敬愛する師だというこ とだけをひたすら感じていました。

その後、国際コンクール・オーディションなどに挑戦する日本人ダンサーがゾ クゾクと現れましたが、石井潤、三谷恭三、篠原聖一、尾本安代、安達悦子、 青山真理子、渡辺真智子、木村規予香、稲村真美、貞松正一郎、秋山珠子、上 野水香(敬称略)など、今ではキラ星のようなスターがマリカ女史の情熱と愛 情にひかれモナコへ旅立ちました。


マリカ女史の名前を度々聞くようになったのはその人達が日本に戻ってきて活 躍し出した頃でした。プライベートレッスンでもないのに「私だけを見てくれ ている」と感じ、同時に“魂で踊る”ことを教えてくれる、全身全霊をかけた そのレッスンを噂で聞くたびに「一度見たい」とずっと思い続けていました。 もちろんプロを目指す人が学ぶアカデミーですので、モナコへ行ってそのクラ スへ潜り込むのは不可能なのですが、観客となってレッスンを体験できるチャ ンスがやってきました。

この9月、江東区にあるティアラこうとうホールが日本でのセミナーを開催す ることになったのです。デモンストレーションクラスに参加するためには “14才以上・バレエ経験7年以上”という規定がありますが、それを客席で見 るための資格は全く必要ありません。(笑)

生徒1名+教師1名を一組として“指導法の指導”を舞台上で受けるようなので すが、いったいどんな言葉が飛び交うのでしょうか。想像すらできません。 (女史はフランス語主体、もちろん通訳付き)

マリカ女史の「この人にはこういう教え方をしたい」という直感はいまだかつ てはずれたことはないとのこと、バレエ教師として信念を持ち、その人の才能 を認めればこそ言える言葉があるのだと思いますが、もしあなたがプロを目指 すのなら『あなたが必要としているものがここにあります。』